【未経験でもできる?】最初は「手元」からスタートすれば大丈夫です。外構職人の具体的な仕事内容と覚える順番

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「外構の仕事に興味はあるけど、専門的な技術なんて持っていない」「未経験がいきなり現場に入って、足手まといにならないだろうか」


求人情報を見て、そんな不安を感じて応募を躊躇してしまう方は多いです。確かに外構工事(エクステリア工事)は、ブロックを積んだり、カーポートを組み立てたりと、高い技術力が求められる世界です。しかし、今現場でバリバリ活躍している親方や先輩たちも、最初は全員「何も知らない素人」でした。


未経験の方が最初から完璧な施工ができるとは誰も思っていません。大切なのは「どのような順序で仕事を覚えていくか」を知ることです。この業界には、新人には新人の、ベテランにはベテランの役割が明確にあります。


この記事では、外構職人が現場で具体的に何をしているのか、そして未経験者が最初に任される「手元(てもと)」という重要な役割について、プロの視点から分かりやすく解説します。


【目次】

  • - いきなり「職人技」を求めたりはしません
  • - 外構職人の具体的な仕事内容と「覚える順番」
  • - リアルな現場の1日「出社から帰社まで」
  • - この仕事の「きつい所」と「面白い所」を正直に話します
  • - 湘技建なら「外構」も「土木」も両方極められます
  • - まずは現場の空気に触れてみよう




■ 外構職人の具体的な仕事内容と「覚える順番」


外構工事の範囲は非常に広く、家の外回りに関するほぼすべての工事を行います。一見複雑そうに見えますが、大きく分けると4つの作業に分類できます。未経験者が覚えるべき順序(難易度順)に沿って解説します。



・ ステップ1:土工(どこう)作業

最初に行う基本中の基本です。建物の基礎を作るために地面を掘ったり(掘削)、凸凹を平らに均したり(整地)、不要な土をダンプに積んで運んだりする作業です。

新人のうちは、スコップや一輪車を使った手作業がメインになりますが、経験を積んで資格を取れば、ユンボなどの重機を使ってダイナミックに作業できるようになります。まずはここで「現場の体力」と「土の扱い方」を学びます。



・ ステップ2:コンクリート作業

駐車スペース(土間コンクリート)やアプローチを作る作業です。ドロドロの生コンクリートを流し込み、コテを使って表面を平滑に仕上げます。

生コンクリートは時間が経つと固まってしまうため、スピードとチームワークが命です。新人は、先輩がコテで仕上げやすいようにコンクリートを配ったり、トンボで大まかに均したりするサポート役からスタートします。



・ ステップ3:ブロック・金物(エクステリア)工事

ここからがいよいよ「形に残る」職人技の世界です。

境界線のブロック塀を積んだり、フェンス、カーポート、門扉、ウッドデッキなどを組み立てて設置したりします。水平・垂直をミリ単位で調整する繊細さが求められます。

最初は資材を運んだり、ボルトを準備したりする補助を行いながら、先輩の技術を盗んでいきます。「プラモデル作りが好き」「DIYが得意」という人は、この分野で才能を開花させやすい傾向にあります。



・ ステップ4:仕上げ・植栽

現場の最終工程です。砂利を敷き詰めたり、芝生を張ったり、シンボルツリーを植えたりして、現場全体を美しく整えます。

単に植えるだけでなく、見栄えの良い配置を考えたり、清掃を行ったりと、お客様に引き渡す直前の重要な総仕上げです。




■ リアルな現場の1日「出社から帰社まで」


仕事内容と同じくらい気になるのが、「1日の時間の使い方」だと思います。外構職人の朝は早いですが、その分、夕方の時間は読みやすく、メリハリのある生活が送れます。一般的なスケジュール例を見てみましょう。



・ 07:00〜07:30:出社・積み込み

会社の資材置き場に出社します。その日使う道具や材料をダンプに積み込み、チームで現場へ向かいます。「段取り八分」という言葉がある通り、忘れ物をしないことがスムーズな仕事への第一歩です。



・ 08:00〜10:00:現場到着・作業開始

現場に到着したら、近隣への挨拶を済ませて作業スタート。朝礼でその日の工程と危険箇所を共有します。午前中は体力を使う作業(掘削やブロック運びなど)を集中的に行うことが多いです。



・ 10:00〜10:30:一服(休憩)

建設業界特有の「一服」の時間です。缶コーヒーを飲みながら雑談したり、午後の段取りを確認したりします。このコミュニケーションが、現場の連携をスムーズにします。



・ 12:00〜13:00:お昼休憩

昼食をとってしっかり休みます。午後の作業に備えて、車の中で仮眠をとる職人も多いです。



・ 13:00〜17:00:午後の作業(途中15時休憩あり)

午後は仕上げ作業や、翌日の準備などが中心になります。外構工事は住宅街での作業が多いため、暗くなると作業ができませんし、騒音で近隣迷惑にもなるため、17時には作業を終了するのが基本です。



・ 17:30〜18:00:帰社・解散

会社に戻り、廃材を処分したり、翌日の準備をして終了です。現場の進捗が順調であれば、定時よりも早く上がれることもあります。基本的に残業は少なく、プライベートの時間を確保しやすいのがこの仕事の特徴です。




■ この仕事の「きつい所」と「面白い所」を正直に話します



どんな仕事にも「良い面」と「悪い面」があります。入社してから「こんなはずじゃなかった」と後悔してほしくないので、現場のリアルな厳しさと、それを補って余りある楽しさについて正直にお伝えします。



・ 正直、ここがきついです

まず、「天候の影響をダイレクトに受ける」ことです。真夏の炎天下での作業は体力を激しく消耗しますし、真冬の寒風の中での水仕事は指先の感覚がなくなるほど辛い時があります。

また、土や泥を扱う仕事なので、作業服や爪の間はどうしても汚れます。「汚れるのが生理的に無理」という方には正直おすすめできません。

しかし、これらは適切な装備(空調服や防寒着)と、慣れでカバーできる部分でもあります。



・ でも、これがあるから辞められない

きつい思いをしてでも職人がこの仕事を続ける理由は、圧倒的な「達成感」にあります。

何もなかった土の地面に、自分が積んだブロックが並び、美しくコンクリートが打たれ、見違えるような庭が完成する。その「Before・After」の変化を自分の手で作り出せる感動は、他の仕事では味わえません。


そして何より、お客様からの「ありがとう」の距離が近いことです。

「家の顔」を作る仕事なので、お客様も完成を心待ちにしています。「すごく綺麗になったね!」「あなたに頼んでよかった」と直接感謝の言葉をいただける瞬間は、職人として最高の喜びです。




■ 湘技建なら「外構」も「土木」も両方極められます



一般的な外構屋さんは、フェンスや門扉といったエクステリア工事に特化していることが多いですが、私たち「有限会社 湘技建(なぎさぎけん)」は少し違います。


私たちは、神奈川県藤沢市を拠点に、個人住宅の「外構・エクステリア工事」だけでなく、道路舗装や造成工事といった大規模な「土木工事」も手掛けています。これが、働く職人にとって大きなメリットになります。



・ 「多能工」として最強のスキルセットが身につく

住宅の現場では、数ミリ単位の細やかな仕上げ技術を学び、土木の現場では、大型重機を使ったダイナミックな施工管理を学ぶ。この両方のスキルを持った職人を「多能工」と呼びます。

一つの作業しかできない職人と比べて、多能工は仕事の幅が広く、景気に左右されずに安定して稼ぎ続けることができます。湘技建なら、働きながら自然とこのレベルを目指せる環境があります。



・ 未経験からでも「寮完備」で安心スタート

「やってみたいけど、遠方だから通えない」「住む場所も探さなきゃ」という方もご安心ください。当社には寮を完備しており、カバン一つで新生活をスタートできる準備が整っています。

もちろん、未経験者には先輩が道具の名前から丁寧に教えます。最初は「手元作業」で現場の雰囲気に慣れていただき、徐々に重機オペレーターや施工管理といった専門スキルを身につけていってください。


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■ まずは現場の空気に触れてみよう



外構職人の仕事内容について解説してきましたが、やはり文字だけで現場の雰囲気すべてを伝えることはできません。

「自分に体力が続くかな?」「職人さんたちは怖くないかな?」

そんな不安があるなら、ぜひ一度、私たちの現場や会社の雰囲気を見に来てください。


湘技建は、経験よりも「やる気」や「人柄」を重視します。不器用でも、真面目にコツコツ取り組める人なら必ず一人前の職人に育て上げます。


「ちょっと話を聞いてみたい」だけでも構いません。土木・外構の世界で、一生モノの技術を身につける第一歩を踏み出してみませんか? あなたからのご連絡をお待ちしています。


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